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ハローワークの求人からまったく応募が来ない原因と応募を増やす方法
ハローワークに求人を出しているのにまったく応募が来ない
なぜ応募が来ないのか原因を知りたい
応募を増やすためにすべき対処法を知りたい
そういう方、ぜひ参考にして即実践してくださいね。
人手が足りない、人材不足となったとき、真っ先に利用するのがハローワーク。
企業もですが、求職者にとっても無料で利用できる求人媒体ですね。
広告の予算を抑えたい地方の中小企業にとっては絶対に利用したい、いや、すでに創業当時から利用しているという企業も多いのではないでしょうか。
でも、、、
ハローワークに求人を出していても、「なかなか良い人材からの応募がない」「応募数が増えない、というより、ここ最近0ですね」という声をよく聞きます。
今回は、ハローワークで応募が来ない、いや、ゼロだ(泣)という会社の方向けです。
求人にはマーケティングの視点が必要
ハローワークも、無料も有料も、求人はすべて広告です。多くの広告で言えることですが、反応がない、にはすべて理由があります。
人に興味を持ってもらい行動させる、という意味で求人もマーケティングという視点をもって臨むべきで、間違っても、「無料だからこんな感じでとりあえず出しておこう」としないでください。
ハローワークに求人を掲載した途端に応募が来る会社もあれば、数年間まったく応募が来ていない会社もあるんです。
その違いってなんでしょうかね?その違いについて知っていただくために、応募が来ない原因について考えてみましょう。
応募が来ない3つの原因
私は応募が来ない原因は大きく分けて3つあると考えます。
まず1つ目は
労働人口の減少
です。
1990年代から労働人口はメキメキ?と減っています。これからも減り続けますよね。
都市部よりも地方の方が人口の減少は顕著です。また、会社やお店が統廃合しているわけではないのに、小さな会社やあたらしいお店ができてたり、地方に居ながらも都市部の会社にリモートワークで仕事に就くなど、人が減っている+働く場所は増えている+新しい働き方ができた=ことにより、より人材を獲得するのが難しくなってきています。
労働人口が減っていて、働く場所や働き方が増えている、ことからあなたの会社で働いてもらえる労働者を確保する競争が激しくなっている、と理解ください。
はい、これからはさらに働く人が企業を選べる『売り手市場』となっていくでしょう。
しかし、これは外的要因ですよね。人口減少は1企業ではどうしようもない部分ですし、新しい会社や働き方を止めることもできません。
なので外的な要因もあるんだな、くらいに思っておいて大丈夫です。
2つ目の原因は
求人の『内容』が悪い
です。
内容が悪いとはとてもふわっとした表現なので少し詳しく説明しますね。
【内容が薄い】
例えば、仕事内容に箇条書きで、「介護業務全般をしていただきます」「得意先へのルート営業」「経理・会計処理等の一般事務」といった具合に、端的に表現されていて、どんな仕事をしていくのかまったくイメージができない求人がとっっっても!多いです。
これを読んでいるあなたの会社の求人、そうなってませんか?
その仕事内容の文章だけを見せて、募集職種に就いた時、どんな仕事をしていくのかイメージできるかあなたの会社のことを全く知らない人に聞いてみてください。
おそらく、、、わからないと思いますよ。
仕事内容以外の項目でも同様に、『会社カレンダーによる』の会社カレンダーを見たことない、『残業あり』とあるがどのくらいの時間数かが分からない、『福利厚生:各種保険完備』としか書かれていない、など、不明点が多い求人は、不安を持たれてしまいます。
【条件・要件】
求職者はあなたの会社の求人だけを見る、ということは1000%ありません。
数多の求人に目を通しています。自分の人生、生活の多くの時間をかける大事な仕事ですよ。
たとえ、求人票が適当に出されてたとしても、求職者が適当に仕事を選ぶってことはないんです。みなさん真剣ですよ。
仕事選びは大きな決断なので絶対に失敗したくないし、今ある中で最高のものを選びたいじゃないですか。
条件や要件が地域で見比べて最高である必要まではありませんが、最低ランク、では人は集まらないということはわかってください。
給与や勤務時間、休日、福利厚生といった雇用条件、また、保有資格や働き方などの要件を見比べられて、「条件・要件が良くない求人」と思われてしまえば応募には繋がりません。
例)
・業務内容や責任の大きさの割りに、月給や賞与が低い
・勤務時間が変則的。融通が利かない
・週休1日や隔週休2日など、年間の休日数が少ない
【魅力的でない】
会社も、職種も、仕事内容も、条件も、一緒に働く人も、経営者も。
すべてを魅力的にする必要はないですが、すべて魅力的でないから誰からも選ばれていないのです。
働いてほしい人材が魅力に感じるポイントをしっかり作っておきましょう。
そして最後3つ目の原因、それは、
求人の『設計』が悪い
です。
求人の設計とは、求人の書き方と応募の流れのことです。
ハローワークの求人票には文章を入力する項目が8つもあります。
トータル約3000文字分もスペースが用意されていることはご存知ですか?
求人の書き方とはずばり、文章を入力するスペースを最大限活用するということです。
仕事内容は360文字入力できるんですが、100文字くらいで終わっていませんか?
求人コンサルティングでハローワークの求人票をたくさん見てきたなかで、360文字ギリギリまで使っている会社は1社もありませんでした。
そして応募の流れは、求人票を見た後にとってほしい行動をしっかりと示すことです。
マーケティング用語ではCTA(コール・トゥ・アクション)といいます。
求職者に起こしてほしい行動をわかりやすく明確に伝えることですね。
応募が来ないときの対処法
1つ目の原因である外的要因はどうしようもありませんが、内容と設計はあなたが改善できる部分です。
それでは、ハローワークで応募が来ない場合の対処法を紹介しますね。
採用ターゲットを決める
求人に100人、1000人から応募が来てほしいわけじゃないですよね。
応募がほしいのは、真面目に働いてくれる1,2人の優秀な人材だと思います。
求人票はあなたの会社に通ってこれる範囲に住んでいる人の中から、あなたの会社にフィットする人材を引き寄せるための言わばラブレターのようなものです。
それなのに、どんな人でも募集しています、というような内容になっていませんか?
マーケティングで最も重要なのは『顧客』のことを知って、ターゲットとすることです。
その人にだけ向けたアプローチをして振り向いてもらうんです。世の中商品サービスに溢れていますよね。
仕事もそうなんです。たくさんの仕事に溢れています。なので、自分の会社のことを気に入ってくれ、会社側からも働いてほしいというような相思相愛関係になれる1人を選ばないといけません。
あなたの会社と相思相愛になりそうな人はどんな人でしょうか?年齢は?住まいの地域?趣味趣向は?家族構成は?経験やスキルは?
そのヒントとなるのは、顔が見えない架空の人物、ではなく、実は身近にいることを忘れてはいけません。
あなたの会社にいる社員さんが採用ターゲットの範囲だと思っておいて間違いないと思います。
あなたの会社にフィットする人は、いま一生懸命頑張ってくれている社員さんなので、その社員さんにアンケートをとることを強くおすすめします。
聞く項目は、自社を選んだ理由や、働きがい、好きな所、長く続けている理由、などです。
それは『価値観』と呼ばれるもので、同じような価値観を持った人であればあなたの会社にフィットする可能性が高いというわけです。
既存社員さんの年齢や住まいの地域や、趣味趣向の範囲内かつ、同じような価値観を持った人を採用ターゲットと決めるだけで全く違う求人票に変わっていきます。
競合調査・比較する
マーケティングで実施する競合調査も応募を増やす求人を作っていくために重要です。
採用ターゲットが通勤できる範囲で選びそうな求人を複数ピックアップしてみましょう。
同じ職種で探すことが基本ですが、経験や資格が求められない職種の場合、採用ターゲットが求める価値観(給与や休日、働き方)などで競合となる求人を見つけ出し、条件に大きな差はないか、魅力度は劣っていないかを確認してみましょう。
前述しましたが、求職者は複数の求人を見て熟考して、勇気を出して応募します。
見比べられた求人よりも条件や魅力、表現が悪ければ選ばれません。
給与や条件などは既存の社員との兼ね合いで見直せない場合がほとんどだと思います。
そこで採用ターゲットが求める仕事への価値観の出番です。価値観を得られるという事実をしっかりと表現していくことで選ばれる求人に生まれ変わります。
文章にして全体を書き直す
箇条書き、端的な表現では想いや考えが伝わりません。
仕事内容や働き方などが具体的にイメージしやすいほうが、安心感を持ち応募しやすくなります。
求人票を読む相手はあなたの会社の経験者ではないんです。
初めての人でもわかりやすい言葉を選び、求職者自分自身の働く姿をイメージしやすいような記載をしましょう。
『内容』と『設計』を意識して文章を書いてくださいね。
書き方わからない方は相談に乗りますよ。気軽に相談くださいね。
まとめ
ハローワークに求人票をだして応募の数を増やすためには、まずは応募が来ない原因をきちんと理解すること。そして、対処法をひとつひとつ実行していくことが重要です。
是非、ハローワークの求人票の見直しに取り組んでみてください。
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